先日、SBI証券でのMRF廃止(2011年6月中頃)が決定した事で、今後はSB I証券の「預り金」は金利が付かなくなります。
その代わりに、住信SBIネット銀行の「ハイブリッド預金口座」の開設が促されていますが、当ブログのリンク先を見ていても新たにネット銀行口座を開設する事に躊躇している方が多いようですね。
以前よりハイブリッド預金を利用している者としては、SBI証券ユーザーで未だハイブリッド預金口座を作っていない人がそんなに居るとは意外でしたが・・・
口座開設はオンラインで1日で出来る作業(SBI証券からの手続きで書類提出も不要)ですので手間でもなんでもない。悩むより口座を作ってしまった方が早いですよ。
ハイブリッド預金をMRFと比べた際のデメリットは殆ど無いと思いますが、思い当たるのは下記くらいでしょうか。
ハイブリッド預金のデメリット
- 破綻時に1000万円以上は保証されない事(MRFは分別管理で全額保証)
- 金利を下げられる可能性がある事(現状はハイブリッド預金>野村MRFですが)
- 18歳未満は住信SBIネット銀行口座開設不可(SBI証券は未成年口座が作れるのですが)
- ハイブリッド預金のまま振込や引き落としなど決済できない(普通預金に移す必要あり)
基本的にMRFと使い勝手は同じですので、ハイブリッド預金である事を意識する必要はありません。
従来通り、SBI証券へ入金すると買付余力に反映され、自動的にハイブリッド預金に移されます。また、SBI証券で何か買い付けると、自動的にハイブリッド預金から差し引かれます。
SBI証券ユーザーが住信SBIネット銀行口座を開設するメリットとしては、ハイブリッド預金の金利が良いという事が第一に挙げられますが、その他にも銀行⇔証券口座間の資金移動が楽になります。
証券口座からの出金先は事前に登録済みの口座に限られていますが、住信SBIネット銀行は他行への振込みが月3回まで手数料無料ですので、ハイブリッド預金口座から普通預金口座へ振替操作(即時完了)することで、どの口座へも簡単に移動できます(セキュリティ面からは好ましくないのですが)。
その他に住信SBIネット銀行のメリットとしては、外貨預金の為替コストが低い点。例えば米ドルの為替コストは現在1米ドルあたり9銭、1ユーロあたり15銭(SBI証券の為替取引は1米ドルあたり25銭、1ユーロあたり80銭)。
そして、ここの米ドルはSBIカードのドル決済に充当できるので、為替コストを抑えて海外ネットショッピングを楽しむといった使い方も可能ですよ。
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私も、証券口座開設と同時に開設しました。便利ですよね。
おつかれさまです。
とりあえず、MRFはデメリットというよりも、まずは1000万円に挑戦!ってかんがえればなかなかそこまで行かないような気がしています。
SBIハイブリッド預金便利だし金利も高いので、同様に躊躇される方がいて不思議でした。
MRF1000万超は、待機資金の置き方としてもったいないので、特に問題はないと思っています。
未成年なのでどうにもできなくて困っています。
6月にMRFの自動買付が終了したら私はどうしたらよいのでしょう。
ハイブリッド口座は開設できないし、こんなサービス改悪はないと思います。
>レバレッジ君さん
何かと便利だと思うんですけどね~
>矢向さん
MRFに1000万円以上放置する状況は私も考えられないので、普通は(?)デメリットではないですね(世の中にはそういう使い方をする人も居るでしょうが)
>kenzさん
kenzさんもこの件記事にされていましたね。
「インデックスファンドの0.1%の信託報酬差にこだわるブロガーの皆さんが、預金金利になると他行より0.1%以上金利の良いSBIハイブリッド預金を利用していないのはもったいない」
同感です。
>未成年さん
未成年でも口座を作れる銀行はある訳ですし、この点については対応されても良い気がします。
まずは要望を出してみる事でしょうか。