毎年恒例2010年の家計の決算を行いました(参考に2009年、2008年の状況)。無理なくリスク資産への投資を継続していくポイントとして、おおざっぱでも良いので、家計のストックとフローを把握する事が大切だと思っています。
給与・賞与収入 前年比-12.4% 2008年比 -17.9%
可処分所得 [総収入-(社会保険料+税金)] 2008年比 -18.4%
給与・賞与収入の大幅な減少は2009年7月の転職によるもので事前に想定されたものでした。なので予め支出を抑える予算を組んで対応しています。また、可処分所得も同じ理由で減少していますが、2009年は退職一時金の影響が大きいので、2008年との比較を挙げています。
継続支出 [消費支出-一時的支出] 前年比 -26.0%
昨年は住宅ローンを繰り上げ完済していますので、総支出は非常に大きくなっています。例年との支出額の比較としては、継続支出という形で実質的な支出の額(総支出から社会保険料・税金を除いた消費支出から、更に車の購入や住宅ローン繰上返済など一時的な支出を除いたもの)を見ておきます。こちらは収入の減少率を上回る、支出の抑制を達成しています。
大きな所では住居費の減少ですが、保険料も前年比-30%(主に団信の解約)となっています。
貯蓄率 [(可処分所得-消費支出)÷可処分所得] -54%(住宅ローン繰上返済分を除くと48%)
一方、住宅ローンの繰上返済の為に貯蓄を取り崩していますので貯蓄率は赤字ですが、住宅ローン繰上返済分を除いて考えると、満足の行く値となっています。
食費 前年比 -26%
交際費 前年比 +24%
交通通信費 前年比 -56%
これらが、我が家の消費支出の中でも金額の上位3項目です。
食費は特に意識していませんでしたので減少が意外でしたが、地元野菜を買うようにしたことが結構効いているのかもしれません(少々形が悪くても非常に安く手に入るのは農業県在住の強み)。
交際費は後輩と飲みに行く機会を意識して持ちました。また旅行の旅費もこの費目に含んでいます(昨年は久しぶりに海外旅行にも行きました)。
交通通信費の減少は夫婦とも携帯料金の減少の他、ガソリン代の減少(近場の移動は車に乗らずに徒歩)、電車代の減少(都内に出なくても近場やネットで用が済んだ)。
水道光熱費 前年比 -23%
教養娯楽費 前年比 -40%
エクササイズ費 前年比 76倍
水道光熱費はなかなか減らない項目ですが、エアコンや風呂の設定温度など細かいところから気を付けた結果が出たのか大幅減少。
教養娯楽(雑誌、DVD、CD、ゲーム)への支出も意識して抑制した点です。
一方エクササイズにかけるお金は、2009年は緊縮財政でほぼゼロまで抑制したのですが、昨年はコミュニケーションと健康の為にと思い増やしました(ゴルフの再開、ランニングを始めた)。
全体的に昨年は計画通りに行ったという印象です。収入の減少に合わせて支出を抑制しましたが、生活の質が下がったり、我慢を強いられたとは感じていません。引き締めるところとパーッと使うところのメリハリをつけ、上手くやりくりできたのではと思います。
さて、2011年は、大きな支出の予定はありません。昨年の方針を継続しつつ、生命保険・医療保険の見直しを予定しています。
また次は、給与収入増に向けていつでも打って出られるよう、業績を上げる事と職場での足場を固める事が課題です。
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しっかりとコントロールされていますね。感心です。
今年もよろしくお願いします。
>レバレッジ君さん
今年も宜しくお願いします。
収入が減っているので特に支出の管理が重要だった2010年でした。
>おおざっぱでも良いので、家計のストックとフローを把握する事が大切だと思っています。
ほんと、これはとても大切ですよね。
去年は給料が減っちゃったのと、家族旅行を増やして支出が増えてしまいました。
>うさみみさん
うさみみさんのところはきちんとされていたと思いますが、把握した上で支出を増やすのはOKですよね。
今年も宜しくお願いします。