先日、弟から投資を始めてみたいという相談がありました。
親と資産形成の話題になり「お兄ちゃんのブログを読みなさい!」と言われたそうです(ちなみに父は投資(個別株)をやるので、私と父では投資話をすることがあります)。
とりあえず、ブログのURLを教えて、まずは水瀬さんの「お金は寝かせて増やしなさい」を読むように勧めました。
弟から投資を始めてみたいので、私のブログのURLを教えてとLINEが来ました。
ブログは情報がばらばらで正直わかりずらいので、まずは水瀬さんの本を読むことを勧めます。お金が増える仕組み作りをしよう。水瀬ケンイチ著「お金は寝かせて増やしなさい」 https://t.co/qgpwrlMPUt
— じゅん@ (@junatmark) August 24, 2019
世の中には色んな投資方法がある訳ですが、そもそも 投資に必勝法なんて物は無い ので、私が行っているインデックス投資が弟にとって正解かどうかは判りません。
結局、自分で経験して、納得がいくまで考え抜くしか無いと思うんですよね。
そのためには、まず「何か行動してみる」必要がありますが、くれぐれも最初の入口を間違えないように!!
まずは金融機関の無料相談(ではない)
「まずは銀行で話を聞いてくるのが良いかな?」と考える人が多いと思います。弟も最初の一声がこれでした。
が、金融機関の提案の良し悪しが判断できない丸腰の状態で相談に行くのは、カモがネギを背負って行くようなもの です。
たまにニュースになるように、投資信託の不適切な販売を行っているような金融機関ばかりではないですが、知識なしに”まず”相談に行く相手ではありません。
名著に投資の王道を学ぶ
投資方法には流行り廃りがありますが、昔からの王道と言われる投資法や考え方がすべての基礎となっています。
まずは知識として、名著に投資の王道を学んでみてはどうでしょうか。何度も改版されて読み継がれているこれらの書籍は今でも多くの投資家に支持されています(図書館でも借りられるものが多いです)。
例えばチャールズ・エリス著「敗者のゲーム」は私の投資活動に関する原点であり、今も私の行動規範になっています。
私が読んでいる投資本はインデックス投資関係に偏っているのですが、インデックス投資に限らず手元に置いておきたいオススメの投資本を3つだけ選ぶとなると以下のような感じ。
つみたてNISAから始めてみよう
最近では確定拠出年金(DC)がきっかけで、投資を始める事になった人も多いと思います。
DCやiDeCoは掛け金が全額所得控除の対象となり所得税・住民税の節税になるということで、積極的に活用したい仕組みですが、DCやiDeCoは引き出せるのが60歳以降 となるため、いきなり限度額いっぱいまで上げてというのは少しハードルが高いですね。
その他にも国が用意してくれている非課税制度としては、NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAがありますが、「自分に合った投資法なんてわからないよ」という人は、まずはつみたてNISA を経験してみる事をオススメします。
どのみち、サラリーマンの資産形成は毎月こつこつと「つみたて」でやっていくしかありません。
つみたてNISAの投資枠はひとりあたり年間40万円まで(私は毎月3万円、ボーナス月は5万円積み立てています)と、投資を始めるにあたっては手頃な金額ですし、現金が必要となればいつでも解約できます。(いつでも辞められるので、まずはやってみましょう)
つみたてNISAは、金融庁が長期の積立・分散投資に適した投資信託を厳選して対象を絞っており、ボッタクリに合うような事もありません。
(私は世界分散投資派ですが流行りの米国株投資やひふみ投信などアクティブファンドへの投資も可能です)。
公式資料金融庁|つみたてNISA対象商品届出一覧(2020.12.23現在)
楽天証券やSBI証券などネット証券では、上記のつみたてNISA対象商品のほとんどすべてを購入可能なのでおすすめですが、ネット証券での取引が心配な方は近所の銀行でも取り扱っていると思います(ただし、銀行の店舗で取り扱う商品は限られています)。
市場の荒波を経験して自分のスタイルに
さて、実際に自分のお金をリスク資産に投じてみると、気付く事が沢山あると思います。
自分がどれくらいの下落に耐えられるか?だんだんとリスク許容度を見極めることもできるでしょう。
投資信託では物足りなくなって、個別株へ進むも良し。最近では日本株に限らず米国株への投資も手数料が下がり、特定口座にも対応するなどハードルが下がりました。
配当や優待狙いの投資も、成果が目に見えるので合っているかもしれない。
レバレッジを効かせて不動産投資という方法もあります。
やっぱり日々の値動きが怖いなと感じるひとは、バランスファンドや個人向け国債などを増やしても良いでしょう。
色々と経験して、自分にしっくりくる投資スタイルを作っていきましょう。
また、自分なりの投資スタイルを確立するには時間がかかるかもしれませんが、一度投資方針を文章にまとめてみる事を、最初の目標にしてはいかがでしょうか。
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