「積立投資の威力は相場が回復してからジワっと実感できる」と言われますが、リーマンショックでどん底を経験した後、2009年の株価の急回復で、積み立てにしていて良かった~と実感されている方が多かったのではないでしょうか?
(私はリーマンショック後は、自動積み立てのみで投信を買っていますが、まさにそんな心境です)。
急落している時は怖くて手が出ない。
今度、値上がりし出したら、買っていない事に悔しい思いで慌てて手を出す。
そう言う感情に振り回される投資はしんどいし、なかなか上手く行くとは限りません。いっそタイミングを計るのなんてやめて、自動で積み立てる方が気持ちが楽ですし、パフォーマンスも良いかもしれませんよ(もちろん、長期ではどこかで株価が回復する前提ですが)。
私の妻の積立投資とリーマンショック
過去に、私の妻は「マネックス資産設計ファンド(育成型)」と言うバランスファンドを2008年2月より、毎月積み立てていましたが・・・
証券口座のパスワードも忘れるくらいの放ったらかし投資スタイルで、リーマンショック時にどこまで減ったかすら気にしていませんでした。
さて、このファンドの月末の基準価額(紺色)と、2008年2月より月末に毎月一定額を積み立てた際の損益率(ピンク)をグラフにしました。
リーマンショックから1年後、基準価額は7,000円台という事で、積み立て開始時に比べて-18%となっていますが、ドルコスト積み立てにより、トータルの損益ではそろそろプラマイゼロまで回復するところまで来ていました。
下落時には口数を多く買えると言う、ドルコスト平均法のメリットが上手く出ています。
妻本人は何も考えず、ただ銀行自動引き落としで積み立てているだけですが、積み立て投資の威力をジワっと感じることでしょう。
もちろん、投資を始めてすぐに暴落を経験するのと、元本が積み上がった後の暴落では影響が違いますが、少なくとも下がったところで積立を辞めてはせっかくの積立投資の美味しいところを放棄している事に。
積立投資は淡々と続けて行きましょう。
ちなみに、うちの妻は今はつみたてNISAでeMAXIS slimバランス(8資産均等型)を積み立てています。
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こんにちは。
私も今更ながら、積み立ての威力を感じています。
セゾンバンガードは、プラマイゼロに近づいていますし、何よりも中国とインドの回復力がすごいです。マイナス30%以上からプラスに転じましたからね。
今後もコツコツ続けていきたいと思います。
>スライルさん
コツコツと積み立てを継続していれば回復するのだという良い例になりましたね。
これからも上がり下がりがあるでしょうが、ストレス無く継続できる仕組みが長期投資の道のりには重要だと改めて感じます。