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たわらノーロードシリーズ第1期運用報告書 (2016年10月)

低コストインデックスファンドであるたわらノーロードシリーズのうち7ファンドが10月12日に初めての決算をむかえ運用報告書がwebにアップされました。

内容をチェックしておきます。

実質的なコストについて

私が運用報告書を読む際に、まずチェックするのが無駄に手数料等コストを払っていないかです。
信託報酬以外に事前にはわからないその他コスト(売買手数料、保管費用等)が大きく嵩んでいる場合があります。

ファンド名 信託報酬率 信託報酬 その他コスト 概算実質コスト(年率換算)
日経225 年率0.2106%(税抜0.195%) 15円 0円 0.2109%
国内債券 年率0.162%(税抜0.15%) 14円 0円 0.163%
先進国株式 年率0.243%(税抜0.225%) 18円 3円 0.280%
先進国債券 年率0.216%(税抜0.20%) 17円 1円 0.233%
新興国株式 年率0.5346%(税抜0.495%) 31円 15円 0.804%
国内REIT 年率0.324%(税抜0.300%) 28円 0円 0.328%
先進国REIT 年率0.378%(税抜0.35%) 30円 9円 0.494%

※信託報酬、その他コストの金額は2015年12月18日から2016年10月12日の10ヶ月間
※実質コストは運用報告書記載の実質コストを元に当ブログで年率換算したもの

今回の決算は1年ではなく10ヶ月(新興国株は7ヶ月)の為、運用報告書に記載されている信託報酬や実質コストは見かけ上低い値となっています。
私の方でざっと年率換算したものが上記の値です。

先進国株式クラスで実質コスト0.280%(年率)というのは非常に素晴らしい結果です。
ライバルのニッセイ外国株式インデックスファンドの前回決算ではその他コストが比較的かかっており、評価期間は異なりますが、たわらノーロードの方が運用が上手い印象ですね。

※ちなみに私はたわら先進国株式とニッセイの両方を積み立てています。

また、新興国株式の実質コスト0.804%をはじめ、いずれのファンドもしっかりとコストを抑えて運用されている印象です。

ベンチマークとの乖離について

今期は初回設定という事で、基準価額設定時にマザーファンドを保有していない為、見かけ上ベンチマークとの騰落率の差が目立つようです。

<たわらノーロード 日経225>
今期の騰落率は-13.0%(ベンチマーク-13.7%
ベンチマークとの差異は配当金要因(ベンチマークは配当を含まず)。

<たわらノーロード 国内債券>
今期の騰落率は+4.1%(ベンチマーク+4.5%)
ベンチマークとの差異-0.4%を信託報酬要因と説明するのはあまりに大きいと思いましたが、マザーファンドはベンチマークに対して±0.0%ですので、先進国株式と同様に当初設定の際のマザーファンド購入タイミングによるものかもしれません。

<たわらノーロード 先進国株式>
今期の騰落率は-9.3%(ベンチマーク-11.8%
設定当初時にマザーファンド非保有であったこと及び信託報酬要因と説明されています。
マザーファンドは対ベンチマークで-0.2%。

ベンチマークはMSCIコクサイインデックス(配当込み)

<たわらノーロード 先進国債券>
今期の騰落率は-11.2%(ベンチマーク-11.7%
こちらも設定当初時にマザーファンド非保有であったこと及び信託報酬要因と説明されています。

<たわらノーロード 新興国株式>
今期の騰落率は+3.9%(ベンチマーク+7.0%)
こちらも設定当初時にマザーファンド非保有であったこと及び信託報酬要因と説明されています。
マザーファンドは対ベンチマークで-0.5%。

ベンチマークはMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)

<たわらノーロード 国内リート>
今期の騰落率は+5.0(ベンチマーク+6.9%)
こちらも設定当初時にマザーファンド非保有であったこと及び信託報酬要因と説明されています。

<たわらノーロード 先進国リート>
今期の騰落率は-9.9%(ベンチマーク-11.2%
こちらは設定当初時にマザーファンド非保有であったこと及び信託報酬要因に加えて、ファンドとベンチマークで為替レートが事及び配当課税要因として説明されています。

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じゅん@

アラフィフ会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴19年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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