「一括投資かドルコスト平均法か」という話は多くの人にとって興味深い話でよく話題になります。
参考「一括投資かドルコスト平均法か」という古くて新しい問題をわかりやすく図解してみた – 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
参考「ドルコスト平均法」か「一括購入」か ~ そのドルコスト平均法は合理的か? – 吊られた男の投資ブログ
現在投資にまわして良いまとまったお金があり「一括投資かドルコスト平均法か」を迷っているのであれば、一括投資で良いというのが合理的な答えだと私も思いますし、今の私がそういう状況だったら一括投資します。
ただしそれは「正しいリスク許容度に基づきアセットアロケーション」が組めている前提での話。
リーマン・ショック以降に投資を始めた方は上昇相場しか知らない訳です。その「リスク許容度」は本当に正しく見積もることが出来ていますか?いきなりの下げ相場でも問題なくホールドできますか?
リスク許容度を見積もるのは難しい
そう言う私も、投資信託を初めて購入した2006年当時は「うちは子供が居ない共働き家庭でリスク許容度は高いよね。国内債券クラスは要らないよ。住宅ローンを繰り上げ返済するよりも投資した方がお得じゃない」なんて強気で思っていた訳ですが、リーマン・ショックで-50%近いところを経験してから投資方針を変更しています。リスク許容度は個人ではなくて家族も含めての話。
間違ったリスク許容度に基いて一括投資をして、暴落して投げ出した日には目も当てられないです。
目先の損得よりも継続する事が重要
一括投資が合理的なのは確かにそうですが、それは正しいリスク許容度の見積もりに基いてアセットアロケーションが組まれている場合の話です。
投資に初めて触れる様な方はくれぐれも慎重な行動を。まずはコツコツ積立投資から初めて色々と経験し、投資額をフルインベストメントまで増やすのは数年かけてでも決して遅くはないですよ。
現実的にはドルコスト平均法によるつみたて投資にならざるを得ない
ドルコスト平均法は別にお得な方法という訳ではないのですが、サラリーマンの現実的な資産形成というのは、結局毎月の給与からのつみたて投資がメインとなります。
将来のリターンを考えると、下落時につみたてをやめる事こそ最も避けたい事です。
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