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私のオススメ投資本

その時々の制度や流行を反映した投資本は、基本的には新しいものを読むべきですが、長く読まれている名作は普遍の真理が書かれており色褪せないものです。下記にオススメしたこれらの名作は一度読んでみて損は無いものばかりです。

<金融機関のカモにならない為に>

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか(吉本 佳生)

名著と言われた本書ですが残念ながら絶版になっており、中古でしか手に入らないと思いますが、アマゾンでは購入できるようです。

本来は、社会人になる前に知っておくべき内容。でも、学校ではこういう大事なことは教えてくれないです。

ノーリスクで儲かるといううまい話は無く、その高金利には理由があるのです。金融機関のカモにならないよう、投資とは何かの前に金融機関はいかに顧客をその気にさせる商品を買わせるのか?ここに書かれている内容から勉強するのが良いでしょう。

<まず、公的年金を理解する>

人生100年時代の年金戦略(田村 正之)

公的年金は人生のリスクに対する「保険」として機能するありがたい仕組みなのですが、私達は知らないことが多すぎます。

障害年金や遺族年金も含め、まずは、年金の仕組みを正しく知るところから。

年金に対する知識や情報を持っているかどうかで、将来の受給額は大きく変わってきますよ。

<iDeCoはこれ一冊で十分>

[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門(竹川 美奈子)

2017年1月から原則として誰でも個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できる様になりました。しかし、企業型確定拠出年金と違って個人型では自分から進んで情報を集めないといけません。加入時のみならず、受給時の課税の注意点まで分かりやすく説明された一冊として、竹川美奈子さんの本書をお勧めします。

2021年12月に改訂新版が発売されています。

<資産形成・投資の実践方法>

お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ)

インデックス投資界最古参ブロガー、水瀬ケンイチさんのベストセラー。まさにインデックス投資入門に最適の1冊です。

つみたてNISAから投資を始める人のサポート教材にもなるよう、基本から丁寧に書かれていますし、マニアックなインデックス投資家も楽しめる「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」など盛りだくさんな内容。

2021年12月にはマンガ版として改訂版が出版されています。

世界一楽なお金の増やし方(NightWalker)

こちらも古参インデックス投資ブロガーのNightWalkerさんの著書。

NightWalkerさんらしい言葉を使って、非常にわかりやすく丁寧に噛み砕いて書かれています。
特に3度の暴落を乗り越えてきた実践記や「第6章アーリーリタイアするときチェックしたこと」はリアルな体験として参考になるお話です。

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術(山崎 元,水瀬ケンイチ)

インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんと、あの山崎元さんの共著が大幅に全面改訂された第3版。

「インデックス運用実践ガイド」として非常に良くまとまっています。インデックス投資の『心』のようなところから、理論面まできちんと体系立てて書かれている点がGood。既に投資を始めている人にも楽しめる一冊。

<分散・長期投資の不朽の名著>

敗者のゲーム〈原著第8版〉(チャールズ・エリス)

私が最初に読んだいわゆる投資本が、この「敗者のゲーム新板」です。2022年1月に第8版に改訂されています。

投資の考え方について示唆にとんだ内容で、今でもこの本の内容が私の投資スタイルの基礎であり土台となっています。何度も繰り返し読みたくなるお薦めの一品。私は、後述の「ウォール街のランダム・ウォーカー 」よりも敗者のゲームの方が読みやすくて好きです。

ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第12版>(バートン・マルキール)

「過去の株価の動きから将来の動きや方向性を予測する事は不可能」である事を説いたこの本は分散・長期投資の基礎を学ぶ上で役立ちます。

これから投資を始めようという方にとっては少し内容が難しいかもしれませんが、一度は目を通す価値があるでしょう。私が保有しているものは第9版ですが、2019年に第12版に改訂されています。

<迫真に迫る経済小説>

ハゲタカ(真山 仁)

2007年のNHKドラマで大ヒットし、2018年に新たにテレビ朝日がドラマ化。
バブル崩壊後の日本を舞台にした外資系ファンドマネージャー鷲津政彦が物語の中心です。私はNHKのドラマが好きだったのですが、大森南朋さんの演じる鷲津と、柴田恭兵さんの演じる芝野の迫真の演技は何度見ても引き込まれますね。娯楽としてもちろん楽しめるのですが、時事ネタも上手くアレンジされていて、作者のメッセージ性も強い。まだ小説を読まれていない方もより一層楽しめる作品です。

続編「ハゲタカII(バイアウト)」「ハーディ」「レッドゾーン」「グリード」「スパイラル」や、最新作「シンドローム」も合わせて楽しみたい。