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アセットアロケーションをお手本から考える

※当記事の内容はリーマンショックの直前2008年9月当時のアセットアロケーションに対する考えです。現在の状況とは異なることに留意下さい。

先の「アセットアロケーションはアートだ!」と言う記事でも書いたように、アセットアロケーションには答えがなく、ひとそれぞれと言う事なのですが、うちの場合は内藤忍氏のレシピがお手本に、山崎元氏の味付けも入って、我が家の味に調理されています。

アセットアロケーションはアートだ!
先日、ブログ記事でご紹介した、マネックス証券オンラインセミナー"内藤忍の「資産設計塾」 海外ETF編"が開講されました。 内容は特に目新しい...

内藤忍氏、山崎元氏のアセットアロケーションの考え

内藤忍氏の考える標準アセットアロケーションはBusiness Media 誠の下記インタビュー記事に、

山崎元氏の考えは、以下のブログ記事に良くまとめられています。

インデックスブロガーのアセットアロケーション

また、インデックス投資ブロガー御三家の方々も、最近の資産配分を公開されていますね。

現在の私のアセットアロケーションは、上記の方々や内藤氏の標準アセットアロケーションに比べると、債券比率が低いというのが特徴となっていますが・・・・

現在の私のアセットアロケーションの考え

健康で子供のいない共稼ぎ夫婦なので、リスクが取れるという事を大前提として、以下の様な考えを参考に造られてきた比率です。

元々、チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」に書かれている、個人投資家への十戒の一つである下記の言葉に始まり、

「債券は元本、利息が安全だとかリスクが少ないと聞いて、債券に投資してはいけない。債券価格もほとんど株式と同様に変動するし、さらに債券は、長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱い

-チャールズ・エリス-

山崎元氏の「外債」クラスに対する考え、

 「外債」というアセット・クラスをどうするかを少々考えたが、個人には不要だろう。
取引時の為替手数料や債券価格を考えると不利な商品(債券)が多く、外貨預金も同様に気が進まず、外債に投資する投信は手数料が高い。また、外株に投資したいので、外債でも為替リスクを取ると、個人にとって為替リスクが過大になる公算が大きい。「為替リスク枠」は外株に割り当てたい。

-山崎元-

また、住宅ローン残高があり、いわゆるレバレッジを効かせた状態なので・・・リターンのあまり見込めない債券に投資する位なら、返済に充てるべきだろうと。

個人のアセットアロケーションの考え方
アセットアロケーション(資産配分)は運用成果の8割以上を決めると言われる程重要なもので、先日のインデックス投資ナイトでもお題として盛り上がった内容ですが、結局の...

アセットアロケーションに自分の味付けをしよう

と言うわけで、各人のアセットアロケーションは元になっている考え方も違えば、リスク許容も違います。

最初は他人のアセットアロケーションをお手本にして投資を始め、徐々に自分の味付けをしていけばよいと思うのですが、参考にする際には数字だけを見るのではなく、どういう理由・背景の下でそのような比率を取っているのか?を理解していなければ全く参考になりません。お手本にする際は注意を。

よく雑誌などでは、個人投資家のアセットアロケーションの数字だけがグラフで紹介される事が多いですが、これでは片手落ち。無意味だなぁといつも思っています・・・。

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 アセットアロケーション 
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じゅん@

アラフィフ会社員、既婚子なし、共働き。2006年から貯蓄と並行して低コストインデックス投信のつみたて投資を行っており、インデックス投資歴19年目。投資ブログを書き始めたのも同時期です。
国際分散投資派のほったらかし投資スタイルで資産形成を実践します。

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この記事の感想を下のコメント欄でお寄せください

  1. うさみみ より:

    うさみみのアセットアロケーションは、同じ感覚で運用している人を見たことがないので、異色そのもののようです(笑)
    >個人投資家のアセットアロケーションの数字だけが紹介される事が多いですが、無意味だなぁといつも思っています
    ほんと、無意味です。それに期待リターンがついているのももっと無意味。
    なぜ、その配分にしたのか、どういう家庭なのかなどの方を創造することの方が楽しいです。
    どうせ、うさみみと似た配分の人に出会うことは、ほとんどないんだし(笑)

  2. じゅん@ より:

    >うさみみさん
    >なぜ、その配分にしたのか、どういう家庭なのかなどの方を想像することの方が楽しい
    私もそう思います!雑誌などのメディアがその辺りを詳しくやらないのは、個人投資家の方も個人情報を晒すのを嫌がるので記事にならないのかもしれません。
    その点、ブログは書き手の生活や個性も表れていて面白いのでは。