妻が積み立てている「マネックス資産設計ファンド<育成型>」ですが、1月11日に第一期決算があり、1年間の運用報告書がUPされていましたので、例によって簡単にチェックしてみました。
1.運用実績
今期の騰落率は-8.8%
国内外の債券マザーファンドが上昇したものの、国内外の株式およびリートマザーファンドが大きく下落したため、基準価額は下落したとされています。
各マザーファンドの状況。
国内株式 -19.22 % (TOPIX配当込み -19.27 %)
外国株式 -4.09 % (MSCIコクサイ・インデックス配当込み -4.08 %)
日本債券 +2.92 % (NOMURA-BPI総合 +2.96 %)
外国債券 +3.88 % (シティグループ世界国債インデックス +3.46 %)
国内REIT -18.77 % (東証REIT指数 -18.99 %)
外国REIT -30.0 % (S&P/シティグループ・グローバルREITインデックス -29.96 %)
債券を除く全てのクラスがかなり下げている状況で、トータルでは1割以下のマイナスで済んでいるという事は、分散投資の賜物です。指数との乖離も比較的小さく抑えられていると思います。
2.諸費用明細(1万口当たり)
信託報酬 96円
売買委託手数料 0円
有価証券取引税 1円
保管費用等 2円
合計 99円
信託報酬=期中平均基準価額×信託報酬率(0.9975%)より平均基準価額を算出すると約9624円となります。これより今期の実質の保有コストは1.03%でした。問題なし。
3.売買の状況
今期売買高比率
国内株式パッシブ・ファンド・マザーファンド 0.5
外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド 0.74
4.利害関係人との取引
売買委託手数料総額に対する利害関係人への支払比率 0.6 %
一応、今回が初めての決算と言うことで、特にコスト(信託報酬以外の隠れたもの)がどうなっているか気がかりでしたが、これについては特に問題なく健全に運用されているようです。
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なかなか健闘していますね。
一時的に想定リスクを越えた下落をしてしまって、イボットソン何やってるんだ的な叩かれかたをされていた時期もあったので、どうなることかと思っていましたが(^^)
日本債券クラスのプラス幅が3%近いことはかなり意外でした。あまりの低金利に日本債券クラスに投資していない人も多いようですが、この結果を見るとやはり分散って大切なんだとあらためて感じました。
>水瀬さん
イボットソンの具体的な助言内容などが不明ですし、どれだけ寄与しているのか判りませんが、まぁ今期の最終的な結果は納得のいくものだと思います。
>fundstoryさん
日本債券も低金利とは言え、やはり株が不調だと緩衝材としてちゃんと機能していますね。私も分散投資の大切さを改めて感じました。